スーツのスタイルとは?
スーツには世界3大スタイルと位置付けられる基本形があります。
それがブリティッシュ、アメリカン、イタリアンのスタイルです。
スーツについて、現在のスーツの形が定まり始めたのが1920~1930年ごろです。
ウエストにシェイプを付け、胸部と腰回りを、カーブを描いて包み込む”イングリッシュドレープスーツ”。
ウエストシェイプをかけないボックス型の”ナンバーワンモデル(I型)
この2つの登場がはじまりです。
イングリッシュドレープスーツは、現在のブリティッシュスタイル。
ナンバーワンモデル(I型)を基本にし、アメリカントラッドはⅡ型・Ⅲ型まで進化しています。
一方、この2つから少し遅れて登場したのがクラシコイタリアスタイルです。
全体の重心を高めにとったウエストのシェイプと、自然に体にフィットするスタイルにエレガンスさを見いだし、追及したスタイルです。
この3つのスタイルを軸に現在のスーツスタイルが確立されています。
今回はスーツの定番スタイルの中でも「アメリカントラディショナルスタイル」についてご紹介いたします!
アメリカントラディショナルスタイルとは?
通称”アメトラ”とも言われるスタイリング、アメリカンスタイルといえばブレザー。
スーツをお探しの方はもちろん、カジュアルなジャケット&パンツスタイルをご検討のお客さまにおすすめです。
肩のラインに自然に沿わせたナチュラルショルダー、腰の絞りが少ないボックス型のシルエット、3つのボタンの段返り・中1ツ掛けのフロント、やや高めのゴージライン(上衿と下衿の境)、背のフックベントといった、ディテールを含んだ、ボックス型のゆったり感と動きやすく着心地の良さを持っています。
No.1サックスーツ(I型スーツ)が起源となるスタイルです。
ゆとりがあり、体型を選ばないボックス型のシルエットは汎用性が高く、幅広い年代の方に好まれる魅力的なスタイルのひとつです。
また、アメリカントラディショナルスタイルには3つの基本スタイルがあります。
>アメリカントラッド
1900年代アメリカ合理主義の流れに合わせて誕生したスタイルで、
仕事のしやすさや、楽な着心地からビジネスマンを中心に人気のモデルとなりました。
>アイビールック
1960年代に流行したスタイルです。
アメリカのアイビー・リーグの大学生たちが着用していました。
スーツスタイルをよりカジュアルに着崩したファッションスタイルのことです。
>プレッピー
1970年代後半から流行したスタイルです。
社会制度への不満や。新しい価値観を主張する若者たちのスタイリングと言われています。
今までのアメリカントラディショナルスタイルより、カジュアルでカラフルな色合いと柄が好まれたと言われています。
また、ワイシャツのボタンダウンシャツもアメリカントラディショナルスタイルの代表的なアイテムです。
ネクタイを締めないカジュアルなスタイルですが、アメリカではエリートや伝統の象徴とされ、ドレスシャツの中でもステータスのシンボルとなっています。
ユザワヤサーミッドフィールドのスーツモデルについて
ユザワヤサーミッドフィールドではスーツの3大モデルに対応した
サーミッドフィールド/スリムライン/アメリカントラッド/モダンクラシックの4つのオリジナルモデルを展開しております。
中でも、アメリカントラディショナルスタイルにおすすめなのは”アメリカントラッド”です。
ゆったりとした伝統的なボックス型のモデルです。
ナチュラルショルダー、フックベント、省いた胸ダーツ、トレンドに左右されないシルエットが特徴的です。
ユザワヤ紳士服売場サーミッドフィールドでの取り扱いのモデルについて気になる方は↓こちら↓をご覧ください。
≪ スーツページ ≫
コーディネートとスタイリングについて
アメリカントラディショナルスタイルにぴったりな色の組み合わせやスタイリングをご紹介いたします。
スタイリング1
生地 : 紺色/ストライプ柄
ネクタイ : 黄色/小紋柄
ワイシャツ: 白色/マルチストライプ柄
ボックスシルエットが際立つダブル仕立てのネイビースーツ。
定番はチノパンの合わせですが、カジュアルな印象が強くなってしまうため、ビジネスシーンでは、グレーのスラックスを合わせることでふさわしいスタイリングが可能です。
スタイリング2
生地 : 紺色/無地柄
ネクタイ : 紺色/ストライプ柄
ワイシャツ: 青色/ストライプ柄
アメリカントラディショナルスタイルにおいて、定番のブレザースタイルは欠かせません。
釦は”アメトラ”らしい金ボタンをおすすめしますが、フォーマル色の強い職場の場合、シルバーの抑えておくことも重要です。
スタイリング3
生地 : グレー色/チェック柄
ネクタイ : 黄色/ストライプ柄
ワイシャツ: 青色/ストライプ柄
レジメンタルタイと言われる異なる色の組み合わせでできたストライプのネクタイをアクセントにしたスタイリングです。
赤や緑のプレッピースタイルを連想させる主張の強い色合いをスタイリングに変えてもおすすめです。
ビジネスシーンの場合は、同系色のものや青系のレジメンタルタイを取り入れることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もし気になる生地やスタイルなどがあれば、ユザワヤのオーダースーツでお好みのスタイルを楽しんでいただければ幸いです。
なりたいスーツのイメージによってこだわりのディテールを探してみてください!
スーツのスタイルにお悩みの方は、ぜひ店頭の販売員までお気軽にご相談ください!
2025.05.28