ダブルスーツとは
ご存じの方も多いかもしれません。
ダブルスーツとは、フロントボタンが2列になったスーツのことを指します。
一般的なスーツといえば「シングルスーツ」で、1列の2つまたは3つのボタンが主流です。
対して「ダブルスーツ」はボタンが2列になっており、4つまたは6つのボタンで前身頃の部分を重ねて留めています。
重厚でフォーマルな雰囲気ただようダブルスーツは、古めかしいとイメージする方もいらっしゃると思いますが、
近年ではクラシックな装いが流行しており、世代問わずかっこいいと再注目されています。
それでは、この注目のスタイルについて解説していきます!
ダブルスーツの魅力
仕事などでシングルスーツをずっと着ていると、ダブルスーツに興味が出てくる方も多いのではないでしょうか。
とはいえ「古めかしい」「おじさんスタイル」と思っている方には、ぜひ改めてダブルスーツの良さを知っていただきたいです。
ポイント1 今どきのダブルスーツはダボっとしていない!
ダブルスーツが古いように感じるのは、おそらくバブル時代のゆったりしたスーツのイメージがあるからではないでしょうか。
近年は細身で体にフィットしたデザインが主流で、ダブルスーツもスマートに着こなすことができます!
とはいえ、身長がすらっとしていないといけない、ということは全くありません。
体に沿ったゆとりが少なめのスーツを着ることで、
ゆとりのあるダボっとしたスーツよりもスタイルアップして見えることは間違いないです。
特にダブルスーツには「威厳」や「迫力」の印象がありますので、細身すぎる方よりは、がっしりした体型の方のほうが向いているともいえます。
ポイント2 スーツでフォーマル感アップ×ジャケット単品でおしゃれ度アップ
ダブルスーツはクラシックでフォーマルな雰囲気があります。
ビジネスシーンで重要な会議やプレゼン、会食の際などの印象アップにつながるでしょう。
ただ、職場の体質によっては、若い方のダブルスーツは生意気だと言われてしまうこともあるので、職場の雰囲気に合わせてシングルスーツとダブルスーツを使い分けていただけるといいでしょう。
さらに、ダブルスーツはジャケットのみ+チノパンなどのカジュアルなパンツと合わせて着こなすこともできます。
いわゆるジャケパンスタイルとして日常づかいがおしゃれです。
休日にスーツは着ないという方も、少しあらたまったレストランや会場に行く際に着てみると、新鮮で楽しいと思います。
フロントデザイン
ここからは、ユザワヤ紳士服サーミッドフィールドで選べるダブルスーツのフロントデザインについてご紹介いたします!
6×2
最もスタンダードで正統派は2列の6つボタンのダブルスーツです。
1番上は飾りで、下2段が留められるようになっています。
真ん中のボタンを留め、1番下のボタンは外しておくと、さらにおしゃれな着こなしです。
ダブルスーツを初めて着るなら、まずはこのデザインをぜひお試しください。
シングルスーツに比べてVゾーンがせまく重厚感を感じられるのが特徴です。
そのため少々はなやかなネクタイも、目立ちすぎることなく楽しめます。
4×1
次にスタンダードな2列の4つボタンのダブルスーツです。
上のボタンは飾りで、下のボタンを留めて着用します。
ダブルスーツを初めて着るなら、こちらのデザインもおすすめです。
6つボタンのデザインと比べてV ゾーンが少しだけ広くなるので、
ネクタイやワイシャツをスーツの柄の色と同色系でまとめるとすっきりした印象です。
4×2
4つボタンの上のボタンを留めるタイプの現代的なダブルスーツです。
クラシックよりもトレンド感が欲しいという方にはこちらのデザインがおすすめです。
また、ネイビーの生地に金や銀のメタルボタンでブレザー風にオーダーするなら、
上下両方のボタンを留めても素敵です。
ジャケット単品でご注文の際には、こちらのデザインをご検討ください。
6×1
上2段のボタンは飾りで、6つボタンの1番下のみ留めるタイプのもっとも現代的なダブルスーツです。
衿の部分が長くなり、重厚感に華やかさがプラスされます。
ダブルスーツをよく着用される方に、新しい装いとしておすすめです。
着丈を短めにして、ベストもそろえてオーダーすると、洗練された大人の雰囲気がただよいます。
2×1
4つボタンまたは6つボタンが主流のダブルスーツですが、
2つボタン仕様の個性的なデザインもお選びいただけます。
Vゾーンがシングルスーツ並みにひろく、重厚感とスタイリッシュさをあわせもちます。
ノーネクタイでビジカジスタイルにしても似合います。
ひととは違うスーツを求めてダブルスーツをご検討の方におすすめです。
以上のデザインのダブルスーツをご希望の場合は、スーツ本体価格プラス税込3,300円にて承ります。
ディテールデザイン
ダブルスーツといってもさまざまなフロントデザインがあることを見ていただけました。
ここからは、ダブルスーツをオーダーするなら合わせてチョイスしたいディテールデザインをご紹介いたします!
【衿型】ピーク
衿(ラペル)の形にも種類があります。
ダブルスーツの場合、下衿が鋭くとがったピーク衿(ピークドラペル)が標準デザインです。
通常のノッチ衿(ノッチラペル)よりも華やかな雰囲気があり、フォーマルスーツにも用いられます。
ダブルスーツをオーダーいただくと、無料でピーク衿に変わります。
【ベント】サイドベンツまたはノーベント
ベントとはジャケット背面すその切れ込み部分のことです。
センターベントといって、中心に切れ込みがあるものが一般的なシングルスーツの場合は多いですが、ダブルスーツの場合は、サイドベンツ(ジャケット両脇すそ2か所の切れ込みがあるデザイン)またはノーベント(切れ込みのないデザイン)がおすすめ。
サイドベンツはクラシカルに着丈を普通~長めにオーダーすると素敵です。
すこし着丈を短くトレンド感あるオーダーの際にはフォーマルな印象があるノーベントで引き締めるとかっこいいのではないでしょうか。
もちろん、決まりはないので好みに合わせてベントを無料でお選びいただけます!
【スラックスすそ】ダブル
スラックスのすそは、特にレディメイド(既製品)には折り返しの無いシンプルなシングルが多いですが、ダブルスーツをオーダーするなら、スラックスのすそに洒落っ気のある折り返し仕様のダブルを選んでもかっこいいでしょう。
折り返しの長さも3.5cmまたは4.0cmを無料でお選びいただけます。
すこしスラックスの丈を短めにして、すその下端が靴に乗らないくらいがトレンド感のあるスタイルです。
なお、フォーマル用としてオーダーの場合はシングルすそを指定してください。
【ベスト】ダブルベスト
ダブルスーツをさらにスリーピースで着こなすのも、クラシック感が高まり気分が上がります。
シングルベストではなく、ジャケットに合わせてダブルベストにするとさらに華やかな印象です。
ベストは脱ぎ着して温度調節ができるので、おしゃれの面でも機能面でもおすすめのオプションです。
ダブルベストは、生地によりますが本体価格プラス税込11,000円より承ります。
ベストについてご興味のある方は、詳しくは↓こちら↓の生地をご覧ください。
【ステッチ】AMFハンド風ステッチ
主にスーツの衿のフチに入っているライン上の縫い目をステッチとよびます。
なかでもAMFハンド風ステッチは、従来のミシンステッチにはない、職人の手縫いの高級感ある風合いを再現した高級仕様です。
おしゃれな装飾としてオーダースーツ好きに人気のオプションとなっています。
AMFハンド風ステッチは本体価格プラス税込2,200円にて承ります。
ステッチについてご興味のある方は、↓こちら↓の生地をご覧ください。
まとめ
「ダブルスーツ」について、いかがでしたでしょうか。
決めることが多くて迷ってしまわれるかもしれません。
そんなときはお気軽に採寸員にご相談くださいね!お客様の理想のイメージに合わせて、ご案内いたします。
また、どのようなオーダーが良いか理想の形をメモしたい方や、イラストを見ながらさらに考えたい方は、≪ オーダー体験 ≫ページでフロントデザインを含め、さまざまなディテールイメージを考えることができますので、ぜひお試しください!
デザインに迷われたときのご参考になれば幸いです!
ダブルスーツは、スーツ本体価格プラス税込3,300円にて承ります。
そのほか価格について詳しくは店頭の販売員にお尋ねください。
(2023/10/04)