ストライプについて
ストライプは無地に続いて定番とされる柄です。シンプルな柄ですが、無地のスーツに比べて華やかな印象になります。
すらっとシャープな見た目のストライプは、同じ柄の中でも種類はさまざまで、それぞれが異なるテイストを持ち、さまざまなシーンに活用できる万能な点がストライプの魅力です。
年代も問わず着用が可能なうえ、ネクタイやシャツなどの合わせるアイテムが落ち着いた色味だと、スマートで洗練されたスタイルになります。
線の太さによって印象が変わり、細く目立たないほど上品でスマートに、太くなるほどカジュアルな印象となります。
品格の高い順で言えば、
ピンストライプ > ペンシルストライプ > チョークストライプ の順番です。
ストライプの種類について
ピンストライプ
ピンの頭のような極小のドットを重ねた縞柄。ビジネスにおいて定番の柄です。
イギリスでは濃紺にピンストライプのスーツは最も品格があるとされています。
ミニストライプともいわれ、最も間隔が細いストライプ。
繊細なストライプの柄はビジネスシーンにおいてモダンな印象を与えます。
ペンシルストライプ
ピンストライプよりも太く、チョークストライプよりも細く、輪郭がはっきりしており、メンズスーツの代表的なストライプです。
鉛筆で描いたような細くはっきりとした線が特徴的。
ストライプとスーツの色味を同系のものを選べば、シーンを問わず着用できるため使いやすく、ビジネスに最適な柄です。
チョークストライプ
チョークで引いたようなラインが特徴的な、幅の広めなストライプでかすれたタッチが印象的です。
はっきりとしたストライプは金融関係の成功者に好まれて着ていたところから、「バンカー・ストライプ」との別名をもちます。
シャドーストライプ
生地の織によってストライプの模様を作り、光の当たり方によって縞が浮きでて見える織柄です。
生地の光沢の変化で柄を描くため、遠目だと無地に見えますが、よく見たらストライプの模様が浮かびあがります。
無地よりも表情が楽しめ、上品な光沢感がありビジネスシーンでもカジュアルシーンでも使いやすいのが魅力です。
オルタネートストライプ
2つの異なった縞が交互に繰り返される縞模様で色や、織りが異なるものもあります。
同じトーンの配色であれば、グレー地に白、紺地にブルーなどで配色によって幅広い表情のあるストライプです。
そのほか
ヘリンボン
ヘリンボンは直訳すると「ニシンの骨」の意味があります。
よく見ると小魚の骨のような模様が織で表現されており、日本では葉の形に似ていることから、【杉綾】とも呼ばれています。
シャドーストライプと同様、光の加減でストライプの模様が浮かびあがり、遠目には無地に見えますが、近づくと模様が分かるのが特徴的です。
シーン別のおすすめについて
・ビジネスシーン(商談やプレゼンテーション・会議・面接・面談)
ストライプは細めがおすすめです。
色は濃紺やブラックなどの落ち着いた色がおすすめです。
しかし、就職活動の際は柄を避けた無地の方が良いでしょう。
・フォーマルシーン(結婚式・パーティー・入学式・卒業式などの式典)
ストライプは中くらいの太さがおすすめです。
色は明るい色や柄物を選ぶと地味になりすぎません。
冠婚葬祭の、婚礼のシーンではストライプスーツの着用は可能ですが、葬儀などの法事では避けることをおすすめします。
・カジュアルシーン
ストライプは細すぎないものがおすすめです。
リネンや綿、ツイードなどの素材で遊び心を加えてみても良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
同じデザインのスーツでも、お選びいただいた色やデザインによって与える印象やコーディネートの幅が大きく変わります。また、ワイシャツやネクタイによって印象のアレンジは無限大!!
もし気になる柄があれば、ユザワヤ・サーミッドフィールドの豊富な生地の中からお気に入りの一着を見つけていただければ幸いです。
スーツについて気になることがあれば、ぜひ店頭の販売員までご相談下さい!
2024.08.21