チェックについて
チェックスーツはスタイリッシュかつおしゃれなものが多く、着こなしが大変難しいとされています。
しかし、チェックスーツの組み合わせはそれほど難しくはありません。
色合いや柄によっていつもと違った重厚感・上品な印象を与えることのできる柄です。
スーツにおけるチェック柄は無地に比べるとカジュアルな印象とされています。
そのため、シーンによって格子の大きさや色合いを、選ぶ際は気を付けましょう。
格子の大きさの印象は、柄が大きいほどカジュアルで個性的な印象に、格子が小さくなるほど上品で落ち着いたイメージを与え、フォーマル感が強くなります。
そのため、ビジネスシーンでの使用は柄の小さく同色系のものを選ぶ方が適しています。
色のトーンにおいては、ビジネスにおいては暗色の同系色で選ぶと失敗しにくく、落ち着いた印象を与えます。
反対にカジュアルなシーンでは明るい色のスーツを選ぶことで、カジュアルで華やかな印象を与え、おしゃれな着こなしができます。
ストライプの種類について
ウィンドウペン
ガラス窓の意味を持つ英名の格子柄。「ペン」は「枠」を意味します。
イギリスの伝統的な柄のひとつで、窓の格子のような単色のはっきりとした線が特徴的です。
地の色と同系色のものは、クラシカル・トラディショナルな印象を与えますが、目立つ色合いの組み合わせはカジュアルで親しみやすい印象を与えます。
汎用性の高いデザインですが、ビジネスシーンでは落ち着きのあるダークトーンのものをおすすめいたします。
グレンチェック
白と黒を基調にした千鳥格子とヘアラインストライプが組み合わさった4種類の格子から成り立っています。
グレンチェックは正しくは「グレナカート」と呼ばれるもので、「グレン」は「渓谷」を意味し、スコットランドの「アカート」という渓谷で織られたことから「グレナカート」、「グレンチェック」と由来しています。
「グレンプレイド」や「プリンス・オブ・ウェールズ・プレイド」ともよばれ、日本では「群縞格子」とも呼ばれています。
イギリスのカントリー調を代表する伝統柄のひとつです。
ハウンドトゥース
猟犬の牙の形を模した柄を連続させた、地の模様が同系の格子柄です。
日本では「千鳥格子」と呼ばれ、その名のとおり千鳥が重なって飛ぶ姿に似ているとされ、この名前が付けられました。
柄の大きさによって印象が変わるため、ビジネスシーンでの着用は格子の小さいものを選ぶと、クラシカルで上品な印象を与えます。
ガンクラブチェック
3~4種の色を使用したハウンドトゥースの小格子柄のこと。
1874年にアメリカの狩猟クラブ「アメリカン・ガンクラブ」で制服として採用されたことから、この名称がつけられました。
アメリカンスタイルの伝統的なカントリージャケットにはなくてはならない柄で、ツイード生地でよく見られます。
シーン別のおすすめについて
・ビジネスシーン(商談やプレゼンテーション・会議・面接・面談)
チェック柄はカジュアルな印象を与えやすいため、ビジネスシーンでの着用は、目立たない同色や暗色のものをおすすめいたします。
中でも、ウィンドウペンっやタータンチェックはカジュアルな印象が強くなるため、商談や面接の際は注意が必要です。
そのため、格子の小さいハウンドトゥースなど、さりげないおしゃれとしてはビジネスシーンでも使いやすいです。
・フォーマルシーン(結婚式・パーティー・入学式・卒業式などの式典)
基本的には結婚式などでは、礼服の着用が基本となります。
しかし、二次会やれいふくではあまりないパーティーシーンではカジュアルかつおしゃれなチェック柄のスーツの着用は問題ではありません。
むしろ、華やかな場での着用は場を盛り上げる意味でも、シーンにぴったりのスーツになります。
ただし、主役である新郎よりも目立ってしまわないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
同じデザインのスーツでも、お選びいただいた色やデザインによって与える印象やコーディネートの幅が大きく変わります。
また、ワイシャツやネクタイによって印象のアレンジは無限大!!
もし気になる柄があれば、ユザワヤ サーミッドフィールドの方な生地の中からお気に入りの1着を見つけていただければ幸いです。
スーツについて気になることがあれば、ぜひ店頭の販売員までご相談ください!
2024.10.30