ゼニアのスーツの裏地とボタン、どう決める?
スーツのオーダーの際、表のスーツ生地にもなやみますが、
コーディネイトの楽しみとして、裏地やボタンにもこだわる方は多いです。
もちろん標準仕様の裏地やボタンはカラーバリエーションも豊富ですし、品質も高いので高いオプションに切り替える必要はないのですが……
最高級ブランド<エルメネジルド・ゼニア>のスーツには、
他のブランドにはほとんど見られない、ゼニア公式が提供している専用の裏地とボタンをつけることができるのです!
エルメネジルド・ゼニアは、オーストラリア産の最高級の原毛を厳選し買い付け、自社の工場で原毛から一貫で生地を織りあげている希少な一貫紡の生地メーカーです。
世界最高級と名高い生地でスーツをオーダーいただくのであれば、
そんなゼニアがこだわった裏地とボタンにもぜひ注目してご検討ください!
また、ゼニアのスーツが気になる方は、ぜひ↓こちら↓の記事もご覧ください。
≪ エルメネジルド・ゼニア<Ermenegildo Zegna>について ≫
裏地について
ゼニアが自社で生産しているイタリア製の裏地です。
キュプラという天然由来の再生繊維が使用されており、
標準仕様のポリエステル製の裏地と比べ、袖を通したときの摩擦が少なく、シルクのようななめらかさでスッと羽織れて着心地が非常に良くなります。
ユザワヤ紳士服サーミッドフィールドでは、3色の裏地の中からお好きな色をお選びいただけます。
ロゴがちりばめられた光沢が美しい裏地です。
カラーバリエーションは無料のポリエステル製裏地のほうがありますが、品格と品質は「さすがゼニア」な完成度!
こちらのエルメネジルド・ゼニア専用裏地は、プラス15,000円(税込16,500円)にて承ります。
キュプラのひみつ
ゼニアの裏地にはキュプラが使用されています。
キュプラの特徴は、シルクのようななめらかさと光沢の良さのほかに「ムレにくい」「静電気がおこりにくい」ことがあります。
「ムレにくい」のは、キュプラは呼吸する素材とも言われるほど吸湿・放熱性に優れているから!
ポリエステル製などの製品に比べるとより快適に過ごせます。
「静電気がおこりにくい」のは、吸水性が高いので乾燥する冬でもある程度の水分を保持しているから!
静電気が発生してしまっても、すぐに空気中に逃がしてくれます。
良いところの多いキュプラ混の裏地ですが、弱点もございます。
それは「摩擦に弱い」こと。
ポリエステルなどの化学繊維にくらべ、天然由来のキュプラは耐久性におとります。
ですから、脱ぎ着する際にスレやすい袖口や脇まわりがポリエステル製よりも早く経年劣化で擦り切れてしまうこともあります。
とはいえ、これは日々大事にご着用いただき、毎日連続で着用するなどの消耗が激しくなければほとんど問題にはなりません。
弱点を補ってあまりあるシルクのようななめらかさ・光沢が魅力的です。
オーダーの仕立てをもっと楽しみたい方に:お台場仕立
裏地をゼニア専用にするくらい、スーツの裏側にもこだわる方に、おすすめのオプションがございます。
「お台場仕立」は外からは見えないおしゃれな高級仕立です。
ご興味のある方は、ぜひ↓こちら↓をご覧ください。
このお台場仕立は、サーミッドフィールドではプラス5,000円(税込5,500円)にて承ります。
ボタンについて
ゼニアが自社で生産しているイタリア製のボタンです。
水牛の角でできた本格高級ボタンをご用意しております。
天然素材の水牛ボタンはひとつとして同じ模様のものはなく、1点1点が美しく仕上げられています。
プラスチックボタンなどでは色落ちが起きたりすることがありますが、素材本来の色がでている水牛ボタンにはありません。
ユザワヤ紳士服サーミッドフィールドでは、2色のボタンの中からお好きな色をお選びいただけます。
ロゴが彫り込まれた繊細なボタンです。
カラーバリエーションは無料のプラスチック製ボタンのほうがありますが、裏地と同じくボタンの品格と品質も「さすがゼニア」な完成度!
こちらのエルメネジルド・ゼニア専用ボタンは、プラス10,000円(税込11,000円)にて承ります。
水牛ボタンの魅力
ゼニアのボタンは水牛の角でできています。
水牛のボタンがオーダースーツでイチオシされるのは、やはり高級感があるからです。
天然素材のため、ボタンひとつずつの模様がちがうことはすでに述べましたが、この「違い」が美しさの理由です。
水牛ボタンに似せたプラスチックボタンにもマーブル模様がありますが、すべて同一の模様となり、金太郎あめのような人工的な統一感がでてしまいます。
ボタンひとつずつが1点物であること、ひと目で見てわかることが高級感のひみつです。
また日本では印鑑に用いられるように、水牛ボタンは経年劣化につよいことも魅力のひとつです。
仕立の良いスーツを長く愛用するなら、水牛ボタンに勝るボタンはありません。
オーダーの仕立てをもっと楽しみたい方に:袖口本切羽
ゼニア専用のボタンでおしゃれに袖をかざったら、さらにおすすめのオプションがございます。
通常、袖口のボタンは飾りでついているので、袖のボタンを外して袖口をあけることはできません。
オプション「袖口本切羽」は、実際にボタンを留められるようになっており、ボタンを外すと袖口がひらきます。
一番下のボタンだけ外し、ちらりと袖をあけるのがおしゃれポイント!ゼニアのスーツの生地とボタンの組み合わせを目立たせることが可能です。
この袖口本切羽は、サーミッドフィールドではプラス2,000円(税込2,200円)にて承ります。
スーツの表地×裏地×ボタンの組み合わせ例
ゼニアのスーツの表地と専用裏地&ボタンの組み合わせは、何通りもございます。
お気に入りの組み合わせを売り場でじっくり見つけていただきたいですが、ユザワヤ紳士服サーミッドフィールドでのおすすめの組み合わせもご紹介いたします!
しっかりなじむ! ネイビースーツ×ネイビー裏地×ブラックボタン
3点とも同系色でまとめると、王道で間違いなしです。
ネイビーやブルーの表地とネイビーの裏地 もしくはグレーやチャコールグレーの表地とグレーの裏地 は、ブラックボタンと合わせておなじみのコーディネイトになります。
アクセントがちょうどいい! ブルースーツ×グレー裏地×ブラックボタン
明るめの表地とグレーの裏地の組み合わせは、定番すぎずにちょうどいいです。いつもと少し違う組み合わせを試したいときにおすすめです。
ブルーやライトネイビーの表地に、グレーの裏地で明るい雰囲気を、ブラックボタンで全体を引き締めます。
個性がひかる! グレースーツ×ブラウン裏地×ブラウンボタン
グレー系の表地は色の主張がうすいので、裏地の色は何でも合いますが、
オーダーならではの組み合わせを楽しみたい方には、ブラウンの裏地とブラウンボタンでおしゃれにまとめてみるのもおすすめです。
表地の柄の色糸にブラウンが入っているものを選ぶとさらにおしゃれ度アップです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高級スーツの代名詞<エルメネジルド・ゼニア>をさらに楽しみたい方におすすめの裏地とボタンですが、
もちろんオプションが絶対必要!というわけではございません。
装飾をつける場合、好みが分かれると思います。
オーダーの良いところは、まさにココ!
レディメイド(既製品)は決まった形しか選べません。
オーダーにおいては、自分の好みに選べること自体が、楽しい時間となるでしょう。
オプションに迷われたときのご参考になれば幸いです!
ユザワヤ紳士服サーミッドフィールドでは、
エルメネジルド・ゼニア専用裏地は、プラス税込16,500円、
エルメネジルド・ゼニア専用ボタンは、プラス税込11,000円にて承ります。
≪ 店舗一覧へ ≫
(2023/11/01)